不利な土地条件を設計力でメリットに変える。
2階LDKとすることで、隣地からのプライバシーを守りつつ、北側に大きく開いたピクチャーウィンドウには、山々の四季折々の贅沢な景色が映し出される。
外からは閉じつつ内からは開放感のある住まいとなった。
「お墓 × 狭小地」 - 建築家の視点 –
この土地で計画するうえで三方が建物に囲われ、北側にはお墓がある点から、プライバシーの確保と日光をどのように取り入れるかが最大のミッションになった。まず日光を最大限に取り入れるためにはLDKを2階に配置した。
次に課題となったのは1階にはどのように光を落とし込むかが課題となった。そこで導き出した答えは2階のテラスから階段の吹き抜け部を介し光を落とし込むアイディアだ。白で統一された壁に反射させ、光を拡散される。一見閉ざされたお家に見えるが中は光が拡散され日光を取り入れる住まいへとなった。
◆DATA
敷地面積:157.71㎡(47.7坪)
延床面積:94.6㎡(28.6坪)
家族構成:大人1人
C値:0.35㎠ / ㎡
Ua値:0.43W /(㎡K)