
家づくりを依頼するとき「建てた後も長く安心して任せられる会社か」気になりますよね。会社規模が大きいか、知名度が高いかだけでは判断できない、工務店の「経営の安定性」を見極めるポイントを紹介します。
目次
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各項目をチェックしていきましょう
① 安定した受注の仕組み
工事の受注状況はその会社の売上の目安になりますが、経営状況を確認する際には受注の仕方も見てほしいポイントです。
「新規のお客様」だけに頼りすぎても、社会情勢や流行、広告効果に左右されやすく、逆に「紹介やリピーター」だけでも、新しいお客様との接点が減り、将来的にリスクがあります。
安定している会社は、「受注の仕組み」をしっかり計画しています。
・新規・紹介・リフォームなど受注のきっかけとなる入口が複数ある
・出会いから受注までの流れやスケジュールが仕組み化できている
以上のような会社は今後も安定的な受注が見込める可能性が高いでしょう。
質問「お客様との出会いはどのようなきっかけが多いですか」
★KEY POINT 受注のきっかけや計画などのリスク管理がなされているかが大切です。
② 施工棟数のバランス
たくさんのお家を建てているから「安心」とは一概に言えません。棟数が多い分、人件費や広告費などの経費も大きくなります。経費を賄うために年間の施工棟数を維持していく必要性がでてきます。現場や人の数が多いからこそ、それが崩れたときに経営にも影響が出やすいという考え方もできるのです。
大切なのは棟数の多さではなく、「無理のない経営体制であるか」どうかが大切です。
質問「どのくらいのお客様を担当されていますか?」「建てている途中の現場を見せてもらえますか?」
★KEY POINT 担当者1人あたりの負担感を確認し無理な体制になっていないか、 現場との連携がとれているか確認してみましょう。
② 公的団体への加盟
建設業協会や住宅保証機構などの公的団体は、加入時に経営状況・過去の施工実績・技術者の資格などを審査します。
特に保証機関は、「倒産時の補償制度」を提供しているため、加入時点で「経営状態が健全かどうか」のチェックを受けています。
つまり登録している会社は最低限の経営基盤と技術力があるということです。
質問「住宅保証機構やJIOなどの保証には加入されていますか?」
★KEY POINT 最低限の経営基盤やはもちろん、お施主様の不安に配慮ができているかがわかります
③ 地元の金融機関や仕入れ先との関係性
地元の金融機関や仕入れ先との関係性が良好な会社は信頼できるポイントのひとつ。
良好な関係が保たれているということは「支払いの遅れが無く、安定した資金繰りができている」ということ。
また、お付き合いの「期間」も重要。長くお付き合いが続いているのであれば、今後も安定した経営が続く可能性が高いでしょう。
質問「資材の仕入れ先とはどのくらい長くお付き合いがありますか?」
★KEY POINT 地元の銀行や仕入れ先長くお付き合いある=経営の安定の目安に!
④ 社員や職人の安定性
担当者が頻繁に変わったり、社員の入れ替わりが激しい会社は要注意。社員だけでなく職人さんや協力業者との関係もチェック。人が定着していない会社は、トラブルが起きやすく、経営も不安定なことが多いです。
質問「現場監督さんや大工さんはどんな人ですか?」
★KEY POINT 人やチームが安定している会社ほど、経営も安定しやすい。また工事やアフターフォローも信頼できます
⑤ リフォーム工事を受けているか
社会的な背景から、住宅会社にとってリフォームの仕事は大切な売上の柱になってきています。
特に大規模なリフォームには、一定の技術力や経験が必要です。
こうした「技術や実績を持つ会社」は、今後も仕事が途切れにくく、経営の安定性にも繋がるでしょう。
質問「新築とリフォームの売上は、どのくらいの割合ですか?」
★KEY POINT リフォームの工事内容を確認して、技術力や対応力を確認しましょう。
⑥ 事務所の近くで仕事をしているか
施工範囲が広いのはお施主様にとって魅力のひとつと言えますが、地域の工務店にとって「近所で愛されているか」はとっても大切です。地域での評判が良ければ、新規のお客様も紹介や口コミで自然と集まるため、宣伝費をかけなくても安定した受注が可能。また、建てたあとのメンテナンスも、会社の近くであれば、すぐに対応してもらいやすいというメリットもあります。
質問「施工範囲を教えてください」
★KEY POINT 現場が近いことは資金・施工・集客・アフターメンテナンスの色々な観点でプラス要素。経営の安定にもつながります。
⑦ 家づくりの流れが明確にルール化されているか
大工さんをはじめとする職人さんの高齢化や慢性的な人材不足は建設業界の今後の課題です。この厳しい環境の中でも「家づくりの流れがしっかりとルール化されている」ということは、経験や個々の対応に依存せず、一定水準のサービスを提供できる仕組みができているということです。
質問「契約から引渡しまでの具体的な流れをまとめた資料はありますか」
★KEY POINT 明確なルールが決まっており、お客様にしっかりと提示できるということは安定した経営計画が考えられているということ。
⑧ アフターサービスがルール化されているか
地域との繋がりの深い工務店さんにとって何かあればすぐに駆け付けてくれる距離の近い「アフターサービス」は最大の魅力であり、お客様との重要な接点にもなります。お引渡し後のサービスの質=お客様の満足度に直結します。満足度が高いほど、まわりへの紹介が増え、結果として広告宣伝費の削減と安定的な受注につながるため「アフターサービス」を会社としてどのように考えているかは「会社の安定的な経営」に関わってくるのです。
質問「(担当の方以外にも)引渡し後のトラブルに対応いただける窓口はありますか」
★KEY POINT 「継続的な売上」に関わる長期的な満足度を重視しているかは会社の存続に関わる大切な視点です。
信用できる会社は「隠さない」
経営が安定している会社ほど、お客様からの質問には包み隠さずに丁寧に答えてくれるはずです。
「地元で何年やっているか」「取引先」「保証機関」などを、しっかり説明できる会社は信頼できると考えていいでしょう。
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