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BUILDER’S VOICE

トレスホームズ株式会社

代表取締役 鹿島 健司

Kenji Kashima

家づくりで重視していることは?

 お客様の「“隠れた”要望を引き出すこと」をとても重視しています。100%要望のとおり作ったからといって良い家になるわけではないと思っていて。その人の生活スタイルとか、センスとか、どんなものが似合うかとか、そういった部分を上手く引き出して、プロの目線から提案するようにしています。そのために初めから大切にしているのが、お客様とフラットな関係性でいること。打ち合わせ中に、本当に言いたいことが言いづらいとか、当てはめられた中で家づくりが進んでしまうなどがないように心がけています。その関係性があるからこそ、お客様の要望だとしても、家づくりとしてダメなものはダメと伝えられる。お客様も思ったことが言える。いい家づくりには欠かせないことだと思います。

 

「お客様が住宅を購入するときに分からないことは分からないままにしない。分かるまで説明します」と話す鹿島さん。自身が、納得するまでとことん追求する性格だからこそのこだわりだ。一般的な住宅営業に多いスーツ姿ではなく、飾らないラフなスタイルは“相手に緊張感を持たせず、気楽に話してほしいから”。

お客様に選ばれる理由No.1は?

 正直、弊社を訪れるお客様のほとんどはまずデザインに惹かれてお問い合わせいただいています。でも、私がお客様に「家づくりにとって何が一番大事か」と問われた際には迷わず“住宅の性能”と答えます。目に見えるデザインと違って、性能は目に見えません。デザインや、キッチンなどの設備機器は20年も経てば、絶対に劣化してしまう。でも、住宅性能は20年経ってもほとんど変わりません。劣化しない価値っていうのは“家の性能”だと思っているし、それを弊社が実現していること、これが弊社がお客様に選ばれている理由だと自信を持って言えます。それじゃあ、デザインを重視しなくていいのか、ということなんですが、当然デザインも大切。ただ、流行を追いかけたり、奇抜でモダンなデザインがいいかというとそうではないと私は思います。いつの時代も変わらない、劣化しない、普遍的なデザインをお客様に提案したいと思っています。

 

野尻湖近くの同社が施工した別荘・B邸にて。「派手でなくて、自然と景観やインテリアに馴染む、そんなデザインが素敵だと感じます」。また、同社の建物には自然素材が目立つものが多い。「時を重ねるごとに味わいを増す、美しさをぜひ実感してほしいです」

いいデザインとは暮らしが豊かになるものか否か

もちろんデザインにインパクトのある住宅に住みたいというお客様がいれば弊社でももちろん実現することができます。ただそういった住宅を望むお客様に必ず言うのは、まずそのデザインに機能が伴ってないんだったら、やめたほうがいいということ。つまりデザインを優先するあまり雨漏りとか外壁の汚れとかいろんなことを無視したものであれば、それでは暮らしが豊かにならない可能性が高い。デザインの追求にはリスクが伴う場合があることもしっかりとお話しています。

こんな人と相性ぴったり!

職人さんや業者さんとの関係性、コミュニケーションも大切にしている同社。「信頼している人にしか、仕事はお願いしないです」。工事中の現場へ突然の訪問にも関わらず、取材班を気さくに受け入れてくれた職人さんたち。日頃の同社との関係性の良さがうかがえる。

住宅を作ることに、希望とか夢がある方っていうのが自社のお客さんにぴったりだと思います。その中でもやっぱり「人と同じでは嫌だ」、「個性的なものがいい」 、「自分の趣味を反映させたい」とか、それらの夢を叶えるためには「一体どうしたらいいんだろう」っていう方が、お客さんに多いと感じますね。自社には決まったデザインがないで、お客さんの理解者となって一緒にデザインを作り上げるっていうのが弊社のスタイルです。弊社の家は一軒一軒個性的。同じ素材を使っていても決まったパターンというのがなくお客様それぞれの色があります。自分らしい家を建てたいという方がいいと思いますよ。

 

理想の住まいのデザインとは?

洋服や車と同じように、その人に合ったデザイン、その人が望むデザインこそが理想的であって、“万人にとっての最高の家”というのは存在しないと思いますから、あくまでお客さんの理想に寄り添って一緒に作り上げられればと思います。近年は、家づくりもパッケージ化が進んでいて「これとこれを選んだら間違いなくカッコイイ」っていうものも世の中にたくさんあります。消費者からしたら、そういったものの方が分かりやすくて、購入しやすい。でも弊社は違います。時代と逆行しているようだけれど、「家のことは一つひとつじっくり決めたい、作りたい」って人はきっといるだろうと思うから、そんな人と家づくりをしていきたいなと思いますね。

長野の好きなところは?

新潟県との県境に位置する信濃町に事務所を構えるトレスホームズ。別荘地としても人気な野尻湖にも近く、県外や海外のお客様からの依頼も多い。

弊社は長野県北部の、雪たくさん降る信濃町にあります。自然が多く、気候もとっても良いですよ。弊社の作る家づくりでは、長野県ならではの自然を考慮して、窓から見える景色とか、風の流れとか、そういったことを重視して、気持ちのいい環境を活かした内と外とがつながる家を作っています。

PERSONAL DATA

鹿島 健司

Kenji Kashima

「なんか、かしこまっちゃうなー」と言いつつご自身の家づくりへの想いを語ってくれた鹿島さん。信濃町生まれ、信濃町育ちで趣味は車とスキー。雪深い場所で家づくりを行うからこそ「30年後も変わらない、超あったかくて涼しい快適な家をつくり続けたい」と、断熱性能については人一倍のこだわりを持つ。

PARTNER’S VOICE

株式会社清水住建工業 坂口

お客様、社員のみなさん、職人さん、業者さん問わず誰に対しても、いつもフラットな鹿島社長。“相手の意見や考えを否定をせず尊重する”そんな優しい人柄に思わず「この人に夢を話してみたい」となるお客様も多いはず。鹿島社長に会うといつも自然と前向きな気持ちになれます。

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