
家を建てる土地を探すとき、「学校やスーパーが近いか」とか「通勤が便利か」といった生活のしやすさはとっても大切なことです。
でも、見た目ではわからない「この土地で安全に暮らせるか」という視点も、同じくらいとても大事。
最近では、自然災害も確実に増えていて、長野県内でもたびたび被害が出ていますよね。
もし地盤の強さや災害リスクを確認せずに家を建てると、あとから思わぬ費用や不安に直面することもあります。
そこで今回は、土地を選ぶときにぜひチェックしてほしい「安全な土地の見分け方」をポイント別にご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
地盤の強さをチェックしよう
家を支えるのは土地そのもの。地盤が弱いと、地震や大雨のときに家が傾いたり沈んだりすることがあります。
安心して暮らすためには、まず「地盤調査」を行うのが基本です。
・ 地盤調査って何をするの?
・土地の地面がどれくらい強いかを調べる調査です。
・地面に専用の棒を押し込んで固さを測る方法(スウェーデン式サウンディング)や、地面に穴を掘って土の状態を調べる方法(ボーリング調査)があります。
・費用は 5〜15万円くらいが目安です。
・ 地盤改良が必要な場合も
・調査で「地盤が弱い」と判断されたら、家を安全に建てるために地盤改良を行います。
・地面の下にコンクリートの柱を作って支える方法(柱状改良)や、地面の表面を固めて補強する方法(表層改良)があります。
・費用は 30〜150万円くらい。土地の状態や工法によって差があります。
ハザードマップで自然災害のリスクを確認
長野県は山に囲まれており、川の流れの急さ(勾配)が地域によって大きく異なります。土地を選ぶ前に「どんな災害の危険があるか」をハザードマップで確認してみましょう。
・土砂災害
山が近い土地や急な斜面は、豪雨で土砂が流れてくることがあります。
・洪水
千曲川などの大きな川の近くは、水があふれるリスクがあります。
・地震
長野県は山が多く、地面が複雑に折れ曲がっているため、地震が起きやすい地域もあります。
・参考リンク
洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、道路防災情報などを地図や写真に重ねて表示します。
■長野県「河川の浸水想定区域図」
洪水で河川が氾濫した場合にどのように浸水するかについて、その浸水の区域を浸水の深さごとに色分けして地図上に示した図面です。
〈土砂災害・洪水リスク〉の確認例

画像出典:国土交通省「ハザードマップポータルサイト」※2025年10月現在の情報に基づく
土砂災害においては黄色やオレンジ、赤いエリアほど危険度が高い場所となっています。大雨の時には山の斜面が崩れたり、土石流が流れたりする可能性があります。
洪水においては青~紫のエリアが浸水の恐れがある場所です。台風や集中豪雨の際に川があふれて家や道路が水につかる可能性があります。長野県は山が多く、特に川の流れが速いので下流の平地でも急に水位が上がることがあります。
〈地震リスク〉の確認例

画像出典:国土交通省「ハザードマップポータルサイト」※2025年10月現在の情報に基づく
赤い線は活断層(今も動く可能性がある断層)で地震の原因になる場所です。将来的に地震が起きる可能性が高くなると考えられていますが「すぐに地震が起きる」という意味ではなく、長期的に見て地震のリスクが高い場所というイメージ。ただし、地震は断層から離れた場所でも起きることがあります。あくまで「赤い線の上や近くは特に注意」と覚えておきましょう。
\希望エリアの災害リスクを代わりに確認します!/
土地の安全チェックは家づくりの第一歩!
土地選びを「価格」や「利便性」だけで決めるのは危険です。
ずっと永く安心して暮らせる家を建てるためには、まず土地の安全をしっかり確認することが大切。
地盤調査やハザードマップを上手に使って、安心・安全な家づくりを進めましょう。
長野の土地探しに役立つコラム
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