長野の家づくりの見たい・知りたい・叶えたいが
ギュッ!と詰まった新築・リフォーム ローカル情報サイト

BUILDER’S VOICE

中澤勝一建築株式会社

代表取締役 中澤 毅

Takeshi Nakazawa

中澤勝一建築ならではの取り組みは?

  弊社では「地域活性化」を理念として掲げていますので、“建築屋としてできる地域貢献”に取り組んでいます。例えば、地域のお祭りでステージを作ったりとか、建築とは直接関係ないですが、使われなくなって荒れてしまっていた農地にブドウを植えて、ワインづくりをはじめたりとか。私は松代で生まれ育ってきたので、松代の街がもっともっと賑わってほしい。そのために何かできることはないかな?と、いつも考えています。これはうちの会社ならではかなと思います。
 また、これは取り組みというよりも構想なんですが、松代を訪れた人が街歩きの際にお茶をしたり、食事をしたりっていう“気軽に立ち寄れる場所”がまだまだ足りないんですよね。松代には立派な古民家がたくさんありますが、持ち主の高齢化が進んでいてだんだん維持や管理が大変になってきています。なかなか難しいことなんだけれど、せっかくならそういったものを活用できたらいいんじゃないかなと思って。弊社がきっかけとなって、松代の文化も守っていけたらと思います。
 あとは、全国的に問題になっている“空き家”ですが、もちろんこの辺りにもたくさんあります。リノベーションしたり、空き地にして家を建てたりして人が住めば、街も元気になると思うんですよね。そんな“家”を通して、この地域が活性化していくようなことをしていきたいですね。

上/いつ訪れても、気さくに話しかけてくれる中澤社長。自身が生まれ育った松代の街が「今よりもっと賑わう場所になること」が中澤社長の夢だ
下/持ち主がいなくなった畑ブドウの苗木を植えて、ゆくゆくはワインにしたいと立ち上げたプロジェクト
「松代東条ワイナリー」は4年前からスタート。松代を訪れた方にワインでおもてなししたいんだとか

 

自社の強みやお客様から選ばれる理由を教えてください

 性能にしても、デザインにしても、弊社でつくる建物にはとても自信を持っています。お客様に選んでもらうには、提供するものが“お客様の要求を満たすもの”でなければいけない。そのために、弊社では高いスペックのものを用意しています。でもどんなにいい“モノ”を持っていても、お客様に実際に提案するのはスタッフなんですよね。弊社に依頼をしてくださるということは“この人に任せたい”というふうに思ってもらえたんだろうなということなので。実は“人”が、一番の自社の強みになっているんだと思いますね。
 また自社の大工がいることも強みです。弊社の大工は新築住宅の他にも、リフォーム・リノベーション、古民家再生、別荘、ホテルなどの様々な工事に携わります。知識も増えるし、大工としての技術の幅も広がる。今後はリフォームの需要が高まってくるといわれていますが、今と昔では工法も違うし、イレギュラーなことも多い。大工を育てるのは本当に大変。時間もかかりますが、経験や技術力のある大工がこれからもっと必要になってくるので、弊社でもしっかり育てていかないとと思います。

中澤勝一建築スタッフ写真
中澤勝一建築大工

上/中澤社長の自慢である同社のスタッフ。個性豊かなメンバーが揃い、年齢や経験問わず距離が近いところが魅力だそう。
下/会社の柱である大工は主に
20代~30代が活躍している。全国的に職人の高齢化や人材不足が深刻だが、「今後も技術を残していきたい」という思いで積極的に採用を行い、一から大工を育てている

 

これから家づくりをする方へのメッセージを!

 物価が急上昇しているので、家の値段もこの先さらに上がっていくと予想されます。でもみなさんが快適に暮らしたいと思うのであれば、最初の建物の値段だけでなく「少ないエネルギーで心地よく過ごせる空間をつくれる建物かどうか」というところを見てほしい。太陽の光や自然の風を取り入れる、遮る、足りないところは補う、エネルギーはなるべく使わない。これらを叶えるには建物の基本性能がとっても大切です。エネルギーをたくさん使えば暖かくて、涼しくなるのは当たり前。でもそれでは本当に豊かな暮らしとは言えないなと感じます。
 あとは、憧れを集めて作った建物に合わせて住むのか、暮らし方に合わせて作った家に住むのかも重要。同じ家に住んでいても、その人次第で暮らしやすさというのは、ずいぶん変わってきます。今のライフスタイルを中心に、今後変化していくことも見据えながらプラン二ングをするっていうのは非常に大事。長い年月で見て、快適である家づくりを考えていただけたらなと思います。 

上下/同社の上田モデルハウスはHEAT20が定める性能基準の最高レベルであるG3グレード。国の省エネ基準よりも厳しく高い断熱性能や快適性が求められる。同社の卓越した施工力があってこそ実現できる空間をぜひ体感してみてほしい。

 

PERSONAL DATA

中澤 毅
Takeshi Nakazawa

中澤勝一建築中澤社長

家づくりや建築を通して、松代のためにできることに日々取り組み続ける中澤社長。スタッフのみなさんとも距離が近く、「なんでも気軽に相談できる存在」。同社のyoutubeでも自身の想いについて語っているのでぜひチェックしてみてほしい。

中澤勝一建築中澤社長

PARTNER’S VOICE

株式会社清水住建工業 代表取締役 清水

 中澤社長は、私の高校の野球部の大先輩であり、経営の師匠的存在です。常に時代の先を見据えた経営、そしてお客様へのサービスを追求している姿はとてもかっこいい。
 とにかく“人を大切にする人”で、お客様や社員さんのことはもちろん、私たち協力業者のことも家族のように思ってくださり、中澤社長のまわりにはいつも自然と人が集まるんです。時々振舞ってくださる囲炉裏料理も絶品。本当にたくさんの魅力をお持ちの方です。

中澤勝一建築が手がけた
住まいを見てみる