
目次
土地を購入するとき、家を建てるとき、その土地の条件を確認することはとても大切。
特に 用途地域・建ぺい率・容積率 は、どんな家が建てられるかを決める重要なルールです。
このページでは、土地を探し始めたばかりの方、初めて家を建てる方でもわかりやすい言葉で解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
用途地域とは?
用途地域とは、「この土地にはどんな建物が建てられるか」を決めたルールです。
住宅街に突然大きな工場や高層ビルが建たないようにしたり、商業地域や工業地域の騒音や交通の影響を住宅街に及ぼさないためです。
主な用途地域と特徴
・低層住宅地
一戸建て中心。マンションや大きな商業施設は建てられません。
→ 静かで子育てや生活に向いたエリア
・中高層住宅・商業地域(長野市駅周辺など)
マンションやお店が建てられるエリア
→ 便利だが、にぎやかさや交通量はやや多め
・工業地域
工場や倉庫向けの地域。住宅は制限されることが多い
→ 土地価格が比較的安くなる場合もあるが、騒音や交通に注意
PLUS ONE. 景観条例がある地域にも注意
長野県には、美しい自然や街並みを守るため、景観条例がある地域があります。
特に以下のような場所は、建物のデザインや色、外構に制限があるため注意が必要。
・小布施町
古い町並みや歴史的建物を守るため、外観や屋根の色に配慮が必要
・軽井沢町
自然豊かで別荘地が多く、建物の高さや外観デザインに制限あり
→ 森や山並みに馴染むデザインが求められる
・歴史的な建物の近く
街並みや景観を守るための規制がある場所があります
建ぺい率とは?
建ぺい率は、土地の面積に対して「家の建てられる面積の割合」のことです。
計算式は
建ぺい率(%)=建物の面積 ÷ 土地の面積 × 100
となります。
50 ÷ 100 × 100 = 50%
POINT
・建ぺい率が高いほど、土地いっぱいに家を建てられる
・建ぺい率が低いと、庭や駐車スペースを広く取れる
容積率とは?
容積率は、「土地の面積に対して、家の床面積(全部の階の合計)がどれくらい建てられるか」を表す割合です。
計算式は
容積率(%)=家の延べ床面積 ÷ 土地の面積 × 100
例:土地100㎡、家の延べ床面積150㎡の場合
150 ÷ 100 × 100 = 150%
・容積率が高いほど、延べ床面積の大きな家を建てられる
・小さめの土地でも、容積率によっては2階建てや3階建てが可能
確認方法は?
用途地域・建ぺい率・容積率は、以下の方法で確認できます。
・自治体の都市計画情報を見る
各市町村の役所(都市計画課・建築課)で確認。
ウェブで閲覧できるところもあります。※長野市都市計画図
・不動産会社に確認する
情報サイトに掲載されている土地情報や、不動産屋さんのチラシには「用途地域」「建ぺい率」「容積率」が記載されていることが多いです。必ずチェックしましょう。
まとめ
・用途地域:どんな建物が建てられるかのルール
・建ぺい率:土地に対して家の面積がどれくらいか
・容積率:延べ床面積の上限
POINT
・同じ面積の土地でも、建ぺい率や容積率によって建てられる家の大きさが変わる。
・土地探しの初期段階でチェックしておくと、理想の家づくりがスムーズになる。
土地を選ぶときは、エリアなどの利便性だけでなく「希望の家が建てられるか」、「庭や駐車場は必要な分確保できるか」を確認することが大切です。不安な場合は、LINEでお気軽にご相談くださいね。
CHECK.こちらも参考に
PRESENT.

LINEの友達追加で「予算」とメッセージをいただけたら「コネクタロ 予算シミュレーションシート」をお送りします。※データ送付、郵送どちらにも対応いたします。
\資料請求も相談も匿名でOK!/
どこのエリアがおすすめ?無料で相談できます
「マイホームを建てたい、でも土地探し何から始めたらいいかわからない」そんな悩みや不安をコネクタロにご相談ください。費用は無料。追加料金もかかりません。
-ABOUT ME-この記事を書いた人

株式会社清水住建工業
未来戦略課
カスタマーサクセスチーム
坂口 奈央
住宅ローンアドバイザー
前職では、出版社にて住宅雑誌の編集と住宅相談窓口のアドバイザーとして100組以上の家づくりユーザーさんのお悩みをサポートしてまいりました。長野の工務店さんのすばらしさがより多くのユーザーさんに伝わるよう、コネクタロを通じてみなさんに「工務店さんの魅力」をお届けしていきます。